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【耳たこ】カード会社の就職説明会でひたすら聞かされるイシュアとアクワイアラを予習しよう

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くればく

就活では各業界の専門知識が求められたりします

くればく

カード業界で求められる知識はどういったものなのでしょうか?

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この記事を書いているのは、元三菱UFJニコス社員のくればくです。

クレジットカード業界の暴露=くればくさん、として、就活生向け情報発信などをしています。

就活生の頃、御社が「選考じゃない」と言って選考しまくる様子を見て、この腐った仕組みを変えたいと強く思うようになりました。

早期選考情報などを暴露していくことで、就活を公平な仕組みに変えていきたいのでご協力よろしくお願いします!

 

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説明会で繰り返されるイシュアとアクワイアラ

就活では就活説明会や企業説明会といった「説明会」に行くことが多いです。

カード会社の説明会に行くと必ず聞かされるワードが、

  • イシュア
  • アクワイアラ

です。

+「日本は国を挙げてキャッシュレス化を進めている」

という内容はどの会社に行っても聞かされます。

毎回聞くので「またか」という感じ。

 

説明によっては分かりにくいのが「イシュア」「アクワイアラ」といった単語。

今回は解説力にある自信がある自分が、どの説明会よりも分かりやすく

  • イシュア
  • アクワイアラ

という単語を解説します。

説明会で分かりにくい担当者に当たってしまってもいいように、先に勉強しておきましょう。

カード業界のビジネスモデル

イシュアとアクワイアラを理解するために、まずカード業界のビジネスモデルを理解します。

国際ブランドはお店と人にアプローチしたい

私たちがクレジットカードを使えるのは、国際ブランドと呼ばれる会社が、カード決済の仕組みを整えてくれているからです。

VISA、MasterCard、JCBといった会社が、世界中に通信の仕組みを保有しています。

国際ブランドが世界中の人にカードを使ってもらおうと思ったら、用意しなくてはいけないものが大きく二つあります。

  • カードが使えるお店
  • カードを使う人

です。

せっかくカード決済のインフラを整えても、お店が導入してくれなくては意味がないです。

お店がカード決済の端末を用意しても、お客さんがカードを持っていなくては意味がないです。

そんな感じで、カード決済が成り立つには

  • お店
  • お客さん

の双方がカード決済に対応する必要があります。

カード会社の仕事は大きく2つ

国際ブランドはお店とお客さん、それぞれの準備をしなくてはいけないと分かったと思います。

ざっくり言うと、カード会社の仕事には、

  • お店関連の仕事
  • お客さん関連の仕事

の2つがあるのです。

より専門的には、

  • 加盟店管理業務
  • 会員管理業務

と言ったりします。

そして加盟店管理業務のことをアクワイアリング業務、

会員管理業務のことをイシュイング業務

と呼ぶのです。

 

※加盟店とはカードが使える契約をしたお店のことです。

※カードのネットワークに「加盟」した「お店」のイメージ。

アクワイアリングとイシュイング

アクワイアリングをするのがアクワイアラ

ここからは少し英単語の勉強っぽくなります。

アクワイアリングはacquire[əkwáiər]という単語から来ています。

acquireの名詞形がacquiring=アクワイアリング、

「acquireする人」でacquirer=アクワイアラー

です。

「playする人」がplayer=プレイヤーになるみたいなもんです。

 

acquireには「手に入れる」「取得する」「獲得する」

といった意味があります。

加盟店を管理すると、お店の売り上げデータを取得することになります。

「加盟店管理」=「お店の売り上げを手に入れて管理する」というイメージから、

acquire、acquiring、acquirerという単語が使われているものと思われます。

 

ちなみにacquirerで検索すると、「取引を管理する人・機関」という意味が出てきます。

acquirer(アクワイアラー)という単語が、もはや名詞になってしまったと思って良さそう。

カタカナで示す時はアクワイアラー、アクワイアラ、アクワイヤラ、などと表現しますが、どれもacquirerをカタカナで示しただけです。

イシュイングをするのがイシュア

英単語の勉強を続けます。

イシュイングはissue[íʃuː]という単語から来ています。

issueの名詞形がissuing=イシュイング、

「issueする人」でissuer=イシュアー

です。

 

issueの方が意味は分かりやすくて、カードなどを「発行する」という意味があります。

カードを発行する業務なので、issuing(イシュイング)業務だし、

カードを発行する会社は、issuer(イシュア)です。

issuerをカタカナで示す時は、イシュアの場合もあればイシュアーと伸ばす場合もあります。

アクワイアラとイシュアの例

では実際に、アクワイアラ=加盟店管理をする会社と、

イシュア=カードを発行する会社にはどのような会社があるのでしょうか。

アクワイアラの例

アクワイアラとは加盟店を管理する会社です。

最初に説明した通り、大元は国際ブランドがカードの仕組みを提供しています。

日本で活動するアクワイアラは、国際ブランドから許可をもらってアクワイアリング業務をします。

具体体には、

  • JCB
  • 三井住友カード
  • 三菱UFJニコス
  • 楽天カード
  • セディナ
  • イオンクレジットサービス
  • オリエントコーポレーション
  • トヨタファイナンス

といった会社。

JCBは自分が国際ブランドでもあるので、国際ブランドから許可をもらうということはありません。

その他の会社は、VISAなどの許可を得て、VISAカードが使えるようお店に営業します。

イシュアの例

イシュアとはカードを発行する会社です。

こちらも元をたどれば国際ブランドが仕組みを保有しています。

日本のイシュアは国際ブランドから許可を得て、イシュイング業務をしています。

VISAに許可をもらえば、VISAカードが発行できるイメージ。

具体的には、

  • JCB
  • 三井住友カード
  • 三菱UFJニコス
  • 楽天カード
  • セディナ
  • イオンクレジットサービス
  • オリエントコーポレーション
  • トヨタファイナンス

といった会社。

お気づきの通り、アクワイアラの会社と同じです。

カード会社は「イシュアであり、アクワイアラでもある」場合がほとんどです。

カード会社に入社したら、イシュイング業務もするし、アクワイアリング業務もするんだな、と思ってください。

アクワイアリング業務とイシュイング業務の例

では最後に、アクワイアリング業務とイシュイング業務では具体的に何をするのか紹介します。

アクワイアリング業務

アクワイアリング業務には大きく、

  • 加盟店営業
  • 加盟店審査
  • 加盟店売上管理

の仕事があります。

 

加盟店営業とは、カードが使えるお店を広げていくイメージ。

VISAのアクワイアラである三井住友カードは、お店を回って「VISAカード使えるようにしませんか」と営業します。

お店がVISAを使えるようにしたいということであれば、加盟店契約をします。

 

加盟店審査とは、カードが使えるお店がまともか審査するイメージ。

VISAが使えるお店が、実は犯罪集団の資金源だったとなれば、カード会社も犯罪に協力したことになってしまいます。

売上を不正に上げてくるお店があれば、カード会社の損失になります。

そんな感じで、中には「ヤバイ」加盟店もあるので、ヤバくないかどうか事前に審査します。

 

加盟店売上管理とは、お店の売上データなどを管理する業務です。

カード払いではまずカード会社がお店に支払い、後から会員へ請求します。

カードを使った時に「後払い」で済むのは、カード会社が建て替えてくれているからです。

お店とのお金のやりとりも、重要なアクワイアリング業務です。

イシュイング業務

イシュイング業務には大きく、

  • カード営業
  • カード審査
  • 不正利用対策
  • カード売上管理

などの仕事があります。

 

カード営業とは、お客さんにカードを作ってもらうよう営業する仕事です。

クレジットカードの仕事と聞けばまず思い浮かぶのではないでしょうか。

銀行に行くとよく「〇〇カード作りませんか」などと営業しています。

 

カード審査とは、申し込みがあったお客さんの審査をする業務です。

クレジットカードではイシュアが売り上げを立て替えるので、後から支払いがなければイシュアの損失になります。

その人がきちんと支払い能力のある人なのか、独自の基準などを元に審査する業務です。

 

不正利用対策とは、カードの不正利用がないかチェックしたり、場合によっては損失を補填する業務です。

キャッシュレス化に伴い、クレジットカードを狙った犯罪件数も増えています。

利用を見張って事前に犯罪を防いだり、犯罪が起きてしまった場合は会員に補填する業務です。

 

カード売上管理とは、会員からの支払いを確実に実行するための業務です。

引き落とすには明細を発行しなくてはいけないし、支払いに関する問い合わせがあれば答える必要があります。

万が一支払いを忘れている、支払うことができない会員がいた場合、督促をする債権管理の業務もカード売上管理の一部と言えそうです。

カード会社に入ったらイシュイングもアクワイアリングもする(まとめ)

説明会でイシュアやアクワイアラの説明をされるのは、カード会社の仕事を理解する上で重要だからです。

日本のカード会社はほぼ、イシュアであり、アクワイアラでもあります。

入社した後は、配属先でどちらかの仕事をするはずです。

カード会社に入って何をしたいのか考えるためにも、イシュアとアクワイアラという二つの側面は理解しておきましょう。

 

では今回は以上になります。

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ありがとうございました。

 

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