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クレジットカードの国際ブランド・運営会社・提携会社の違いを解説【カードに色々載ってて意味不明】

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くればく

クレジットカードには色々な会社名が書いてあります

くればく

前職はカード会社社員で、フィンテックオタクの私が、カード運営の裏側を解説していきます!

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この記事を書いているのは、元三菱UFJニコス社員のくればくです。

クレジットカード業界の暴露=くればくさん、として、就活生向け情報発信などをしています。

就活生の頃、御社が「選考じゃない」と言って選考しまくる様子を見て、この腐った仕組みを変えたいと強く思うようになりました。

早期選考情報などを暴露していくことで、就活を公平な仕組みに変えていきたいのでご協力よろしくお願いします!

 

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クレジットカードには色々な会社名が

クレジットカードの券面を見ると、様々な企業名が書いてあります。

VISA、Master、JCB、ANA、東京メトロ、西武、三井住友、三菱UFJ、楽天、セゾン・・・

いまいち「何のカードなのか」分かりにくいのがクレジットカードの特徴。

実はこれ、クレジットカードの運営の複雑さが原因なんです。

クレジットカードがどのように運営されているのか分かれば、カードに書いてある会社の意味も分かります。

一度分かるとスッキリするので、是非この記事で理解しちゃってください。

カードの運営に登場する企業

クレジットカードの運営に携わる企業は、大きく3つに分けられます。

国際ブランド、国内カード会社、提携先企業です。

順に解説します。

国際ブランド

国際ブランドとは、世界でクレジットカードが使える仕組みを作っている会社です。

具体的には、

  • VISA
  • Master Card
  • American Express
  • Diners Club
  • JCB

といった会社があり、クレジットカードの5大ブランドと呼ばれています。

ビザ、マスター、アメックス、ダイナーズは全てアメリカの企業です。

唯一日本のジェーシービーが5大ブランドに入っています。

最近では中国の銀聯カード(ぎんれんカード)を含めて、6大ブランドとする考えもあります。

 

国際ブランドは世界で決済できるインフラを整えたり、世界に向けて宣伝を行います。

VISAカードを持っていれば、世界中どこでも使えるのは、VISAという会社が決済インフラを用意してくれているからです。

決済インフラが用意できても、VISAが独自に世界中でカードを作るのは面倒です。

なぜならクレジットカードはお金関係のビジネスで、国によって法令や文化が違うからです。

 

そこでVISAなどの国際ブランドは、世界各国のカード会社に、カードの発行などを任せています。

カードの発行などを任されているのが、次に紹介する国内カード会社です。

国内カード会社

国際ブランドが用意した決済の仕組みを利用し、実際にカードを運営しているのが、国内カード会社です。

具体的には、

  • 三井住友カード
  • 三菱UFJニコス
  • セゾンカード
  • 楽天カード
  • オリエントコーポレーション

といった会社が、国内カード会社です。

カードを発行したり、不正を監視したり、問い合わせに答えるといった、クレジットカードの運営は国内カード会社が行っています。

VISAやMasterからすれば、世界中のカード会社が勝手にカードを増やしてくれて、手数料も貰えれば満足です。

国内カード会社からすれば、自社でシステム開発しなくても、VISAやMasterの仕組みに乗っかれば、世界中で使えるカードを発行できるので楽です。

そんな感じで、国際ブランドと国内カード会社はwin-winの関係になっています。

提携先企業

国際ブランドと国内カード会社だけでもカードは成り立つのですが、さらに会社が絡んでくる場合があります。

提携先企業と呼ばれる、クレジットカードとは直接関係のない企業です。

具体的には、

  • JAL
  • ANA
  • Amazon
  • ルミネ
  • 東京メトロ

などです。

これらの会社はクレジットカード会社ではないのに、カードがあったりします。

JALカードでマイルが貯まるのは有名です。

東京メトロのToMeカードでは、地下鉄に乗るとポイントが貯まります。

提携先企業はどのような立場かと言うと、

自社でクレジットカードのサービスをやってみたいので、国内カード会社に依頼してカードを運営してもらっている

という立場になります。

ANAと三井住友カードが手を組んで、ANAカードを発行

東京メトロと三菱UFJニコスが手を組んで、ToMeカードを発行

といった感じ。

ポイントの仕組みが手に入れば、マーケティング上有利です。

そこでカード会社に頼んで、自社のカードを作ってもらっているのです。

※実際にはJALの下にJALカード(株)という子会社があったりして、提携先企業と国内カード会社の関係はもう少し複雑な場合があります。

JCBは国際ブランドであり国内カード会社

  • 国際ブランド
  • 国内カード会社
  • 提携先企業

の関係を理解したかテストするいい例として、JCBがあります。

JCBは日本のカード会社で唯一、国際ブランドであり、国内カード会社でもあります。

世界で決済できるインフラを整えるだけでなく、日本国内でカードの運営もできるということです。

 

国際ブランドであるため、他の国内カード会社にインフラを貸すこともできます。

例えば、「三井住友JCBカード」「三菱UFJ JCBカード」というカードを作ってもらうことができます。

 

余談ですが、就活市場において、JCBだけ異質な存在です。

平均年収も桁違いだし、倍率も高いです。

それはJCBが国際ブランドの側面を持っているからで、他の国内カード会社にない仕事をしているからです。

世界中に支店があったりして、海外転勤もあるようです。

日本のカード会社というよりは、世界中で活躍する総合商社のようなイメージなので、就活の際は注意が必要です。

 

少し話がそれましたが、JCBは国際ブランドであり、国内カード会社であるということが理解できれば、この記事の内容はOKです。

運営会社を理解して賢く使おう(まとめ)

クレジットカードの仕組みが理解できると、賢く使うことができます。

ポイントの仕組みを理解したり、審査の裏側が分かったりします。

三菱UFJカードが作れないと思ったら、実はJALカードで過去に延滞していたことが原因だった、ということもあり得ます。

JALカードを裏で運営しているのが三菱UFJニコスならば、過去のJALカードの記録を見られてもおかしくありません。

キャッシュレスが流行りとなっていますが、今回の記事などを参考に、キャッシュレスをうまく利用してもらえたら幸いです。

 

では今回は以上になります。

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ありがとうございました。

 

 

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