22卒現役就活生の本音
就活生の本音を聞いてく連載企画第4弾。
今回は東北大学の学生さんが記事を書いてくれました。
内容としては現時点での業界研究の様子やオンライン就活の是非。
オンライン就活は「対面でインターンができない」など、ネガティブな文脈で登場しがち。
見方を変えれば「地方にいてもオンラインOB訪問しまくれる」というのは、ポジティブな捉え方で素晴らしいと思いました。
銀行業界の業界研究
現在私は金融業界について興味を持っている。
よく金融業界、特に銀行は他業種との差別化ができているか確認されることがある。
そこで業界研究を進めていたのだがその際に、業界名が違えどもやっている業務内容は同じではないかと思うことがあった。
しかしOB訪問を重ねていくうちに、差別化を図ることができた。
具体的には、銀行とコンサルである。
銀行とコンサルの違い
銀行は全ての業界と接点があり、ネットワークの広さは全業界合わせても最大であり、大企業から中堅中小企業まで相手にしている。
もちろんコンサル業界も同じである。全業界と接点 を持っており、ネットワークは広いように見える。
また銀行は近年、単なる融資から「ソリューション提供型」の業務へと変遷を遂げている。
これはつまり、コンサルティング業務とほとんど変わらず2つの業界の差別化が難しくなったということだ。
しかし、この二つの業界については全く異なる点がある。
それは、お金の発生の仕方だ。
銀行は融資を通した事業支援を行い、利益をカムバックするのに対して、コンサルティングは fee が発生してから事業を行う。
つまり幅広い業界と接点があっても fee の払えない企業にはアプローチできないのだ。
他にも’印刷’とまで社名に入っているのにもかかわらず、印刷以外のあらゆる事業に力を入れており、メーカー業界と変わらない業務を行っていた。
これからも業界研究を進めていきより具体的に差別化を図っていきたい。
オンライン就活のメリットデメリット
先ほど少し述べたOB訪問について触れると、今年は例年に比べても非常に効率的に行えたと思う。
まさにオンラインの恩恵を受けていると言える。
地方学生は、OB訪問をやるにせよ、会社説明会やインターンなど様々な機会で東京に出ることがあったはずだ。
しかし今年はコロナの影響でほぼ全ての企業のイベントがオンライン形式だった。
そのため私も部活生で例年ならあまりインターンに参加することはできないはずだったが今年は違った。
あらゆる企業のインターンに参加し非常に有意義な時間を多く過ごせた。
しかしオンライン就活のデメリットも少なからずあった。
それは私のように地方学生がイベントに参加しやすくなったことによるインターン参加者の応募数が増え、通過倍率が高くなったことだ。
これについては企業側の人間でないため、どの程度高くなったかは分からないが少なくとも影響は受けているだろう。
就活を通して自分と向き合うということ
ここまで私の就活観について語ってきたが、この期間を経て今一度自分の人生を振り返ることができたと思う。
正直、就活という機会がなければわざわざ時間を作って、今までの自分の過去とこんなにも向き合うことはなかっただろう。
そしてこれからの未来を考える大事なきっかけにもなり、非常に有意義な時間を過ごせた。
そういった意味では就活のいい面といえる。
しかしいやな点も少なからずある。
それは不確実性が多いとことだ。
第一志望の企業、業界に進めるかも分からない、そもそも内定をもらえるかも分からない。
私 の性格上、目標以外で着地することは胸を張って就活できたとは言い切れない。
それなので、今は少しでも不確実要素をなくして、満足のいく結果を出し、未来につなげていきたい。
合わせて読みたい
【選考には関係ありません】22卒の現役就活生が語る、就活の本音〜その1〜【結論:就活はクソ】 【ESは人事次第】22卒の現役就活生が語る、就活の本音〜その2〜【グルディスは適切?】 【本音で臨んだ失敗談】22卒の現役就活生が語る、就活の本音〜その3〜【正直すぎも失礼?】