22卒就活生の本音
現役就活生の本音を聞いていくシリーズ第3段です。
この連載ではGoogle上には少ない、学生の本音を掲載することをモットーにしています。
今回協力してくれたのは一橋大学の学生さんです。
どこまで本音で面接に臨むかは、誰しも一度は悩んだ経験があるのではないでしょうか。
就活における本音と建前
就活における本音と建前に関しては、よく議論されることだと思います。
もちろん本音と建前がかなり一致している人もいれば、明確に使い分けている人もいることと思います。
一般的には本音はお給料や福利厚生など譲れないもの、建前は面接官の方に納得してもらえるための思いや論理かと思います。
本音で話しすぎて失敗
私はこれで失敗をしたことがあります。
本音で挑み、確実に面接官の方を混乱させてしまったのです。
というのも共通した軸では括れないような幅広い業界を受けており、それを全て正直に言ってしまったからです。
本音と建前の必要性を強く実感する機会となりました。
色々興味あるのは事実
私は元々好奇心が強いタイプであり、就職活動においても多数の業界に魅力を感じております。
各社商材やビジネスモデル、ビジョンが異なるがゆえに、各社で話す志望動機や就活の軸は全て異なります。
しかし全て本心です。
あれもやりたいし、これもやりたい。
私自身も身体は一つしかなく新卒で一社しか行けないのは重々承知です。
しかし、その会社の内定をもらっていない、つまり選べる立場にはない状態でその軸また付随して企業に優劣をつけることには違和感を覚えます。
だから、内定をもらって最終的にいく企業を決めるまではあれもこれもやりたいで良いのではないかと思っています。
複数業界に興味あるのはダメ?
その思いのもと、失敗をした事例では受けている業界も本音で伝えましたが、生憎私には説明能力がかけており、なかなか理解してもらえませんでした。
しかしよく考えてみれば自分のやっていることは大変失礼なことでもあったと思いました。
何せ面接において大事な「伝える」要素を鑑みれば、私の本音は面接官の方をただただ混乱に導いてしまうだけだと考えたからです。
建前は悪いことなのではなく、相手に自分を理解してもらうということを考えた際には必要な手段であったのだと痛感しました。
建前をうまく使う必要性
以来、本音と建前を意識し、建前として自分の受けている業界は会社に応じて隠しに隠し、それでも自分の「やりたい」つまり本音には正直に就活を進めています。
採用にコストがかかること、変に内定辞退等をすれば相手の企業にご迷惑をかけてしまうことも理解しています。
だからこそ、誠意を持った対応は必要であるとは強く思いますし、自分の行動には責任を持つべきだと考えています。
でもやっぱりやりたいはたくさんあるし、選べる立場にならないとどのやりたいが自分にとって最善かはわからないと思ってしまいます。
本音と建前をうまく使い分けて納得のいく就職活動にします。
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